2016.5.29 気まぐれな田と向き合う
一週間ぶりの田。苗はしっかりと背を伸ばしていました。日々の成長とともに、愛着も増していきます。
田には雑草も着々と増えていました。
そこで今日は除草をすることに。
「除草剤を使えば?」という提案を頑なに拒否して、昔ながらの除草機を押して人力で行いました。
自分が食べたいものを自分でつくる中で、私は薬に頼らず自分が信頼できるものを作りたいのです。それを自信をもって人に食べてもらいたいのです。
そしてそのために、時間と手間をかけることは不可欠だと、思うのです。
自然に囲まれ、野生のウサギやタヌキが顔を出し、絶え間なく野鳥の鳴き声が聞こえる多様性豊かな環境にある田んぼ。その環境を守るためにも「アナログ」の作業を大切にします。私たちもお米も生命。多様な生物が共存できる環境で一緒に育つ食物を、私は食べたいと思っています。
一方、通路挟んで向かい側の田んぼは、ここ最近の日照りでほぼ干上がっていました。マンド場の田んぼは用水のない天水田のため、水を山に依存します。
右を見れば水がなく、左を見れば水中に雑草が生い茂る。気まぐれな田んぼたちです。
今夜からの雨に期待します。
先週蒔いたケールとズッキーニが発芽していました。山の土のみのものと土に少し灰を混ぜたもの。後者の方が発育が良いようでした。土が軽くなるのが良いそうです。
米も野菜も、日々の小さな変化や成長が楽しく、そして気がかりなこの頃です。
SHU
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