2016.9.23 町とつながる

稲刈りしようと町に入った。が、雨がやまず田が我々を受け入れない。

切り替えて田を離れることに。

昔から、稲刈りを終えたお祝いには「おはぎ」を食べるそう。

早朝からあずきを浸し、仕込む。

おばあちゃんに餡子の作り方を聞きつつ、ともに台所に立つ。

小豆を濾して、鍋にいれてゆっくりと火にかける。徐々に餡子らしさを帯びてきて、期待とともに味見の回数も膨らんでいく。見た目は餡子。でも砂糖を入れるまえのそれの味に、頭をいっぱいにしていたあの味とのギャップに驚く。雨音と湿っぽい光を感じる台所で、味を受け継ぐ。

一通り終えると、町の人が集うお茶飲み場(機械屋)へ。この町の人は柔らかい。


この場でのコミュニケーションが、歳を重ねても健やかに生きるこの町の人々と生きるエネルギーを作っているのだと思う。私たちも巻き込まれる。

少しばかりの抵抗をしよう。稲刈り鎌をもって、長靴を履いて、田に入ってみた。

明日こそは活躍するであろうコンバインのために、四つ角だけ手刈り。それがまた、なかなかの労働なのである、、、。


町の味、町の人とつながる日。


SHU


TOUFUYA

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