2016.7.9-10
9日。
朝、新潟市・内野で活動する「コメタク」主催の朝ごはん会に参加した。私たちなりの豊かで丁寧な暮らしを表現したいと開催しているこの会。おいしいご飯の話、地域のおじちゃんの話、同世代だからこそわかる懐かしい話に花が咲く。同じ世代の人、面白がれる感覚が近い人と、つながることができるのは私にとってすごく価値あること。今、私たちもそうであるように「つながる場」を求めて、自らその場を創る若者が増えている。創りたい価値に対して、自分で挑戦している人はエネルギーにあふれ魅力的すぎるほど魅力的。皆それぞれ、話をするほど人間的な深みを感じもっと知りたいと思う人ばかりだ。全国の面白い同世代とつながりたい。
その後、東府屋へ。たっぷりと雨が降ったようで、山が潤っている。
今日はラディッシュの収穫。自然栽培と有機栽培。有機のほうが、収量も実の大きさも勝っている。種をまいて、芽が出て、収穫して。その一つ一つのステップで、2つの栽培方法での違いがあり面白い。
雨もあってか、ほかの野菜も思いのほか元気に育っている。畑に入ると奥からほんのりパクチーの香りを感じるほど、パクチーも元気。少しかじってみると、独特な香りほど癖がなく、うまい。
左が有機、右が自然栽培。一目瞭然。
前者は辛みが強く、後者は甘みを感じる。ピクルスにでもしようかな。
畑後は、東府屋の片づけを少し。東府屋にあって、自分たちで使っていきたいとセレクトした皿をまとめて洗う。これでも一人暮らしには十分すぎる量なのだが、最初の片づけ時にはこのこの数十倍もの食器がこの家にはあった。
渋い。
夕飯にはラディッシュをスライスし、サラダに。
いつかこの皿の野菜がすべて自作で賄えたら、なんて豊かなことだろうとぼんやりと思う。
でも私たちは、足りないものを補い合って生きていく。だからこれでもいいのかも。
10日
牛の角を意味するコルデノトーロピーマンの定植。こちらは燻炭入りの土で育苗した苗はよく育ち、そうでないものはあまり育っていなかった。育苗の土の段階で、差が出るものなのだ。土と植物の関係は奥深い。私たちが質の高いものを食べるためには質のいい土が必要。そのためにも、無駄なもので土を汚したくはない。
雨の後の晴れ間。水を得た魚のように、昨日と比べても野菜がさらに元気に見える。水を得た野菜。なんともひねりがない。
2日間の中でも、畑の表情の変化を感じる。植物の繊細さや、環境との密接な関係がある。
毎回、小さな変化、大きな変化があり、自分の意識もその変化に敏感になりながら楽しめている。自分にも小さな変化を与えてくれる、ような気がする。
SHU
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